2005.08.31 紫苑 <<22:15
久々の自宅
ほぼ1ヶ月ぶりの、住み慣れた場所
見慣れた風景、澄んだ空気
輪郭のはっきりした山々
なのに違和感がある
今朝方までいた空間とは、あまりにも違いすぎて
先ほどまでは、手を伸ばせば触れることのできた
大切なものが、ここにはないから
会話が無くても、その存在を感じるだけで安心できた
君がいないから
行って来るね
そう言って後にした君のもとへ
今度はいつ帰ることができるのか
2005.08.30 今まで何度も <<14:22
ここに居られるのも、あと13時間くらいかな
そう思ったら、また哀しくなってきた
今まで何度も経験してきているのに
また今度も泣かしてしまいそうだ

すでにここから13回は旅立っているというのに
辛さは、一番最初の時となんら変らない
君と出会って9ヶ月になるというのに
つきあって8ヶ月目になろうというのに
こんなにも大好きなんだね
すぐにまた帰ってくる
愛してるよ、紫苑…
2005.08.27 哀愁交差点 <<00:35
台風が来る・・危険を察知した僕らは
本日夕方まで、家から一歩も出られないことを想定し
昨夜、数本のビデオと食料を買い込んだ
僕らが目を覚ました時、た、台風は??
数本のビデオはぁ?
あ、遥か彼方へ・・
そんなことより、このいい天気に家の中に籠もっていられるかぁ
と、彼女の一声で僕らは出かけることに・・
数本のビデオと、食料を置き去りにして
数分後、お出かけの用意のできた彼女の姿を見て唖然
あのぉ、露出多すぎませんか?
のぞき込まなくても谷間が見えますが・・
気を許せば、チ○バ○ドのラインも・・
そのカッコウで外へ出るおつもりですか?

オレも欲情するけど、通行人の方々も十分・・
ガードする僕の身にもなれよ ( ̄(エ) ̄|||
え゛それが貴女の目的ですか?
あの、人前でいちゃつくのは僕のキャラではないんですが
(どんなキャラやねん)
で、そこまでしておいて本日おあずけですか ̄  ̄)ノ バシッ☆
僕が貧血気味なのは言うまでもない
2005.08.26 遠距離、ネットの功罪 <<00:28
遠距離恋愛、ネットの功罪って確かにあるね
それぞれメリット、デメリットが・・
僕の学生時代は、誰かと友人になろうとしたら雑誌で文通相手を捜すか、
何かのイベント会場(幕張メッセなどの聖地巡礼や、ライヴハウスやギグ、
またはストリートナンパ)ぐらいしか出逢いの場はなかった
ネットがここまで普及して、今で会えなかった人間に逢う機会が増えた
年齢、性別、、距離、国籍、身分や肩書きの甲乙に左右されず、
様々な人と手軽に、簡単にコミュニケーションが取れるようになった
そしてそれは出逢いや、新たな友人、自らの引き出しを増やせるといったメリットや
遠恋、不倫といった悲劇のような出逢いをも可能にした
互いの事情で遠距離の相手を求めるケースや、地元や、明るい場所で
会うことの叶わないケース…
いずれ別れが来ると分かっていても、今を楽しみたいからと始めるケース
僕らは、当時「恋愛」に疲れていたから、
かえって簡単に会えない距離だからこそ、互いに安心してうち解けた
すぐに会うことのできない距離だから、
互いに好きになることはないだろう
会いたいなんて想うことはないだろう・・そんな始まりだった
人の縁なんて、どこに転がってるか分からない
そう感じたから、今はどんな小さなことも大事にしようって
思えるのかも知れない
2005.08.24 タイムリミット <<11:37
自宅にもどる時間が迫ってきた
そのことを告げるとたぶん泣かれるんだろうな
そう思って今まで話して来なかった
当初の帰宅予定はとうの昔に過ぎている
二人の間に何か違和感を感じたら帰ろう
そんな気もしていたのだけれど
あっという間に20日近くが過ぎた
心地よい距離感
すぐ隣にいる安心感
抱き寄せたいときにすぐ隣にいるのに
来週からはまた、会話するのにコストがかかる距離にもどる
近くにいるときには気が付かなかったことも
距離があるから気づくこともあるし
互いを想う気持ちも育つ
何よりも大切な存在だって改めて感じる
隣にいるだけで幸せなんだってことを
2005.08.15 ひざまくら <<23:38
夕飯を作るまでのわずかの時間
眠そうな目をしている彼女がいた
「来いよ、ここへ」そう告げると
彼女は迷わず僕の肩…ではなく
膝へ顔をうずめた
よほど疲れていたのか
それとも…
安心して寝息をたてる彼女
僕の膝枕で寝息をたてたのは、
6歳の雌猫のトラ以来
ねえ、君はどこへ行っても寝られるんだね
僕がいる限り、枕はカワラナイカラ
2005.08.14 百億の昼と、千億の夜 <<22:24
時計の針が23時をこえた頃
ふと海が見たくなった
初めての夏の海
一つでも多くの想い出が欲しかった
夜のドライブも久々だったし
半年前、初めて唇を重ねたあの海岸へ僕らは向かった
こんなに永くつづく補償なんてどこにもなかったし
ふたりで明日を迎えられる補償なんてどこにもないから
買ったばかりの花火に火をつける
ひとつ、ふたつ打ち上げられるまばゆい光
僕はその光を
彼女は僕を見つめている
少し照れながら、ぎゅっと抱きしめる
来年の夏もここを歩きたいね
そうコトバを交わしながら
よせてはかえし、よせてはかえす波の音に聞き惚れた
彼女が隣にいる現[いま]実
手をのばせばふれることのできる、些細な幸せ
百億の昼と、千億の夜にも劣ることのない刹那の時間
もうすぐ暑い熱い夏が終わる
2005.08.13 過去のメール <<11:54
地雷を踏んだかも知れない
過去のメールのやりとりを
紫苑が観てしまった
紫苑とつきあい初めて、リアルで会う前の
ほんの1ヶ月の間に数回会ったことのある
人とのメール
僕は親友だと思っていた人
後にストーカーや、嵐行為をした人
なぜ彼女がストーカーになったのか
嵐をしたのか、紫苑は理解できたと言う…
僕はこのことを、墓場まで持っていくつもりでいたのに
一生触れることなく、静かに封印したかった
数時間の過ち
紫苑がなぜ、僕に掲示板以外でのつきあいを嫌うのか
たかがメールや、MJでのやりとりを嫌うのか
昨晩やっと理解した
2005.08.09 One Step <<14:50
小学生の頃から幾度となく家出を繰り返し
高校の頃になると、電車や原チャリで県内の端から端まで
走ったり、親に内緒で無断外泊もした
高校を出て上京後、学校へ行きながら生活費を自分でつくり
親元へ顔を出したのはそれから10年後のことだった
何回も勘当され、両親との殴り合いの日々ばかりだった
幼少の時期…家柄は厳格
従兄弟には、医者や弁護士などの肩書きが多くいた
そんな中で常に比較され、いつも勝つことばかりを要求される
そんな生活が子供ながら嫌気がさした
僕は自由に生きたかった。だから僕は自由に生きてきた
役にはたたない、家柄をすて自分の力だけで
24の時、財産のすべてを弟に譲り、一切の相続を放棄した
○○家の長男という肩書きを完全に断ち切るために…
そんな親と和解したのは、親父が逝く半年前
彼女は対照的に親に逆らうことなく、何も疑うことなく
言われるがままに生きてきた
そんな二人が一緒になろうとしているんだ
簡単にいく訳もないだろうってことは想像もつく
親に認められなければ先に進めない彼女と
事後承諾でも構わないとさえ思う僕との間に
見え始めた二人の間の溝
僕の仕事には年齢制限がある
知らない土地で仕事を探すのに、残された時間は
あまりない
進めなければ、今の場所に留まるしかない
または彼女が僕の住む土地へ赴くか…
ネット恋愛・遠距離恋愛
2005.08.08 ルシアン・ヒルの上で <<20:12
このまま今の道を進んでいいのか
それとも別の道を歩むべきか?
たまに振り返るときがある
全く知らない街…友人も、兄弟、
勤め先すらない街での生活が
いずれ始まる訳だから
頼れるのは彼女と、己の力のみ…
道を変えるなら、今
ネット恋愛・遠距離恋愛