ネット恋愛のその果てに…

春雷

朝、目が醒めるといつものように
深空から着信があって、いつも通り他愛のない話をした。
しばらく間が空いて、
彼女が一片の詩を送ってきた。

君と過ごしたこの時間
きっと忘れない

落書きした机
走り回った校庭
語り合った教室

どれも当たり前だったけど
それも今日まで

これからは
ここに来ることなく
新たな世界へ向けて


貰ったとき、彼女がどんな心境だったのか
もう少しだけ、考えてあげれば良かったなって
後になって思った。
もう少し、違った反応や
声をかけてあげれば良かった。

「ラキ君、ごめんなさい」
そう言い残し、彼女は親に呼ばれた。

午後になって、春雷が鳴って、
それから彼女と連絡が取れなくなった。
ピッチも、携帯も繋がりはする。
けれども、そこから声が聞こえないってことに対し、
なんだか胸騒ぎを感じてる。


どうか、僕の勘が外れていますように。
どうかもう一度、彼女に会えますように。



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